更新日:2019年11月15日
ここから本文です。
曽於地域畜産スマート農業推進協議会では,今年度,ICTによる肉用牛群管理の実証調査を行っています。実証先の(株)だいちでは,1つの牛舎をスマート牛舎と位置づけ,牛舎内の繁殖牛全頭に「farmnotecolor」を装着して,9月1日から行動観察調査を開始しました。ICT導入により牛の観察補助による生産者負担軽減,農場データ蓄積,繁殖成績の向上と牛の損耗防止が期待されています。
9~10月,曽於地域スマート農業推進協議会では,自動操舵補助システム付トラクターによる「にんじんの畝立て・は種」,「はくさいの畝立て,農薬散布」の作業実証を行いました。トラクターに搭載したアンテナで受信した位置情報を利用することで,トラクターを設定された経路に自動走行させる事ができ,畝立て及びは種の同時作業など,神経を使う作業における疲労軽減や作業精度の良さを確認することができました。今後は管内農業経営に導入する際の課題整理や費用対効果を検証していきます。
10月10日,大隅地区農村女性の会「たんぽぽ」主催で,年1回,担い手女性を集めた「そお農村女性わくわく交流会」が開催され、女性農業者41名が参加しました。各市町で活動する3つの女性農業者組織の紹介や家族経営協定を生かした経営参画,経営管理の知恵と工夫紹介等の事例発表が行われ、その後,地産地消料理を囲み感想や意見を交換しました。参加者から家族経営協定や農業経営について反応があり,今後は実践につなげていけるよう支援していきます。
大崎町益丸地区約50haの水田では,農地中間管理機構関連農地整備事業を計画し,担い手への集積と農業生産額の向上を検討中です。そのような中,FOEAS(地下水位制御システム)の技術導入が検討されており,効果確認実証ほを設置しました。そばを9月中旬に播種し,10月15日調査では,対照区よりも発芽率で160%,草丈で152%と生育が一目で旺盛でした。今後,収量調査結果を担い手等へ紹介し,野菜実証も取り組み,基盤整備後の営農ビジョン作りに生かしていく計画です。
よくあるご質問
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください